「よし!これからデジタルの時代だ!Webの強化を進めるぞ!」
そう息込んでマーケティング会社のコンサルティングを受けるあなた。
コンサルタントからの一言目は「御社のターゲットは??」
(え、いやいやうちの商品は性別・年代問わずたくさんの人に愛されるために生まれてきた商品でっせ。)
(そうやんな、やから万人受けする必要があるねん。やからコンサル高い金でお願いしてるのに)
(やから全員や!)
担当者「全員です!」
(え、いやいや何言うてますの。商品開発の時にターゲットとか決めてるもんやろ)
(ちょっと唖然としてもうたわ。あ、でも顔に出したらあかん、なんか返事せな)
コンサル「はぁ・・・」
こんなコミュニケーションになってませんか?
なってることすごく多くないですか?
これはすごくもったいないコミュニケーションです
(高いコンサル費も無駄ですし、時間も無駄)
今回はこんなコミュニケーションを防ぐため「そもそもなぜターゲットを絞る必要があるのか?」の初歩からお話します。
万人受けを考えると陥る落とし穴についてもこの記事で解説します。
ターゲットを絞る理由はこれ
ターゲットを絞る理由はこれに尽きます。
(コンサルタントさんがまず「ターゲットは?」と聞くのもそれが理由)
理由:「より尖ったメッセージングをするため」
尖ったメッセージングとはこんな感じ
例)
化粧品:赤ちゃんみたいな素肌になれる!
ゴルフ:いつまでも飛距離は若々しく!
Web :新規採用せずに売上UPできるツール!
それぞれ惹かれるメッセージングですよね?
実は尖ったメッセージの方が、万人受けする傾向にあるんです。
そのカラクリを解説しますね。
尖ったメッセージングによる副次的効果
なぜ「尖ったメッセージの方が万人受けする」のか?
3つの理由から解説します。
メッセージがぼやけない
まず1つ目は「メッセージがぼやけない」です。
「メリットが伝わりやすいメッセージング」と言い換えてもいいかもしれません。
例えば、先ほど述べた例で言うとこんなメリットが感じれますよね?
例)
化粧品:赤ちゃんみたいな素肌になれる!→赤ちゃんみたいな素肌になれるんだ!
ゴルフ:いつまでも飛距離は若々しく!→歳とっても飛距離キープできるんだ!
Web :新規採用せずに売上UPできるツール!→新規採用せず売上上がる?めっちゃ利益率ええんちゃう??
このメリットを感じれることが、2つめの副次的効果につながります。
受け手が勝手に「自分ごと化」をしてくれる
2つ目のメリットは「受け手が自分ごと化してくれる」です。
個人的にはこれが1番のメリットで、尖ったメッセージの方が万人受けする理由と考えています。
例えば下記の例は、メッセージだけ見るとご年配で飛距離に悩んでいるゴルファーがターゲットのように見えます。
※実際このメッセージは良いメッセージです。何も間違ってません。
ゴルフ:いつまでも飛距離は若々しく!→歳とっても飛距離キープできるんだ!
ただ、これを20代〜60代が見ると
60代 :飛距離が出なくて悩んでる・・・これは!一度見てみよう!
40代・50代:そろそろ飛距離が落ちてくるかなぁ・・・気になるし一度見てみるか!
20代・30代:飛距離には悩んでないけど、将来飛距離が落ちてくる時どうすればいいんだろう?一度見てみようか!
と言うように、全員自分ごと化するんですね。
※みなさんもこんなことありませんか?
より自社に有益な見込み顧客を集めることができる
これは少し軸がずれますが、ターゲットを絞らないと自社に関係のない顧客を集客してしまうことがあります。
例えば、本業で超ニッチな化学メーカーさんなんかと話をしていると「うちの商品知ってるのは限られた業界の人たちだけだから、みんなが分かるようにWebサイトが作れない。だからWebで集客なんて無理なんですよ」と言うお声を聞いたりするんですが、これめっちゃ損してます。
よりニッチな情報を集めたWebサイトを作ればいいんです。
(=より尖ったメッセージングをすればいいんです)
そうすれば商品を知ってる人や、それらに近しい人が逆に集まってきます。
万人受けを考えると陥る「誰にも伝わらない」と言う落とし穴
ここまでお話すれば、尖ったメッセージングの方が効果的だということがわかりますよね?
逆に万人受けしたメッセージだと、受け手が逆に「俺向けの商品じゃないな」ということで見向きもされなくなってしまうんです。
手始めは「どんな人がターゲットか?」の言語化
尖ったメッセージングをするためにはまず「自社のターゲットはどんな人か?」を言語化するところから始めてみるのがオススメです。
コンサルタントさんはこれを「ペルソナ」や「カスタマージャーニーマップ」などの横文字でお話されることが多いですが。
まずは自分たちで「ターゲットはどんな人か?」からお話されるのが効果的です。
もし
・自分たちじゃ言語化がうまくできない
・第三者の目線からも会議に加わってほしい
と言ったお悩みがあれば、ぜひ下記までお問い合わせください。
(ご相談は無料です)
最後までお読みいただきありがとうございました。